CIS諸国の不十分な障がい者支援
CIS諸国(旧ソ連構成国)ではソビエト崩壊後、大きな経済変革が起こり30数年経った現在に至っても大きな経済格差が発生しています。
そんな激動の経済に振り回されてきたのが障がいを持った人々です。CIS諸国の支援は他の欧州諸国と比べて十分とは言いがたく、先天性の障がいであろうと後天性の障がいであろうと、一度健常者の道から外れてしまった人々には大変困難な生活が待ち受けています。 当団体はそんな彼らを支援したい思いで創立されました。 適切な支援・治療を受けることができれば回復を期待できる障がい者もたくさんいます。また、障がい者の家族も最低限の文化的・社会的生活を行うことができるよう支援を行っていきたいと考えています。是非とも当団体設立の経緯をご理解いただき、ご支援賜りたくよろしくお願い申し上げます。 |
CIS諸国の障がい者支援
現状と課題
日常生活では、CIS諸国において障がい者や車椅子の人を見るのはほとんど不可能です。しかし、このことはそのような人々が少ないという意味ではありません。大都市だけでも、子供を含めて約40,000人の障がい者がいます。
郊外にいる多くの障がい者は、一般的保証も受けられず、かろうじて生き抜くしかありません。そして、健常者が色々な交通機関で移動できるのに対して、特に筋骨格系障害を持っている障がいのある人にとってこれらの交通機関の利用は非常に難しいことです。このことは障がい者の移動に際し、かなりの出費と設備が必要なことを意味します。 こういったことから障害者は自由に外出できず、その結果、障がい者は、劇場、映画館、美術館はもちろんのこと、店舗、病院、銀行などの一般的な場所に行くことができないのです。 彼らはまた、働き、勉強し、文化的イベントに参加する機会をも奪われています。つまり、彼らは社会から完全に孤立しており、人間的な生活だけでなく、保証されたはずの憲法上の権利をも行使できていないのです。 |
NPO法人設立への思い
Beautiful Worldが描く未来
寄付金の使い道
- ヘルプセンターの設立 -
理事長プロフィール
小野ヤーナ
ウクライナ出身 私はウクライナで生まれましたが、17年以上日本に住み、働いています。
私の祖国や周辺国で困っている障がい者を、約10年間個人的に支援した後、もっと活動の手を広げたいと2021年にNPO法人を組織することにしました。 私個人だけではなくもっと多くの人に継続的に支援していただける仕組みを作りたく、この事業をもっとグローバルに行い、NPO法人Beautiful Worldを組織することにしました。 私のアイデアをサポートしてくれたすべてのメンバーに感謝します。将来的には、私たちの組織が拡大し、さまざまな国でできるだけ多くの困っている人々を支援できるようになることを願っています。 |
NPO法人Beautiful Worldは、ウクライナからの避難民や現地に留まる人々を支援します。